ロバート・グラスパーの難解で心地よいJAZZ

みなさんは今自分のやりたい事がやれているでしょうか?

そんな問いを自分にしてみると正直答えられません。自分を救ってくれた音楽ですが音楽をする事に義務感を感じ始めた頃から音楽をやりながらもなんとなく音楽を遠ざけるようになってしまいました。少なくとも2〜3年はそんな時期が続いていました。

きっと見失っていたんだと思うんですよね、自分が本当にカッコいい、やりたいと思える音楽が分からなくなっていた。その原因は自分の興味の薄い音楽でもその要望に答え続けなければいけなくなってしまったから。

「自分の本当に好きな音楽」が分からなくなっていってしまいました。毎月毎月CDショップに通ってはカッコいい音楽は無いかと物色していた若かりし頃の自分はどこかに行ってしまったんだなと思っていました。そんな昨今極力人との接触を少なくし何も考えず好きにやる日々を過ごしていたんですが自分から音楽と少し距離が開いたせいか自分の興味のある音楽のみ物色するようになってきました。最近たまたま強い興味を感じるミュージシャンを見つけました、それが「ロバートグラスパー」です。

見つけたのは「Apple Music」

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テレビを所持していないので自分から探さないと情報に出会えない環境です。なので「ロバート•グラスパー」を知りませんでした。相方蘭ちゃんのソロ活動をサポートする関係で蘭ちゃんが出会いたいアーティストさんのライブやバーに同行する事が最近多く、それが最近の新しいJazzやヒップホップといったジャンルの音楽に携わっているアーティストばかりだったんですね。

当然僕も徐々に興味が出始めてきたと同時に蘭ちゃんが作りたい音楽の方向性も以前より理解できるようになりました。興味が出始めるとその関連の音楽でカッコいいミュージシャンがいないか興味が出てくるんですよね。そこで大活躍するのが「Apple Music」です。

AppleMusicは本当にヤバい!!

脅威を覚えますね、だってちょっと前までは「楽曲購入→ダウンロード」の流れだったのに「興味のありそうなアーティストをAppleMusicで検索→ストリーミングで視聴→気に入れば「お気に入り」に入れる→さらに関連アーティスを物色」というのが簡単にスマホでできてしまう。。

CDを視聴、購入してCDプレイヤーで再生、、なんて時代から比べたら生活に音楽がほど近いサービスなんですよね。ミュージシャンは音楽ビジネスの方法を見直さなければならない状況なんですが手軽にスマホをいじりながら興味のあるアーティストを物色して気に入った楽曲のみ自分のお気に入りに入れていく、一昔前自分がCDショップ巡りをしていた時と全く同じ事がさらに簡単にできる!!凄い!!

そんなこんなで関連→関連で物色していた所「ロバート•グラスパー」さんの音楽に出会いました。

ロバート•グラスパーとは?

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ロバート•グラスパーさん、、全然有名なミュージシャンでした。。知らなかった。。

「新しいJAZZ」の代名詞と言われるほどのミュージシャンなんですね!「今世紀ジャズ・シーンにおける最重要ピアニスト」という何かのキャッチコピーか?っと思えるほど世界で評価されているピアニストです。それを知らずに自分が「おっ!!」となれたのでまだ感性は腐ってませんね笑

しかも、なんと自分と同じ年!!!1978年生まれ!!

タメ!意味なくテンション上がりますね!!

ヒップホップ、R&B、オルタナティブ・ロック、ゴスペルなどのエッセンスを取り入れた新しいJAZZと。

これは聴けば「なるほど」と思わされます。

ロバートグラスパーの音楽

僕はオールドのJAZZは聴けないし一昔前のインストのフュージョンとか聴けません、努力はしたんですがどうしても好きになれなかった。理由は長年「歌もの」を好んでいて長い事携わっていたのと、アーティストが作る音楽とプレイヤーが作る音楽、「流行もの」と「職人」が作った音楽で僕は前者の音楽を好んでいたからだと思います。

前者は時代の流行を掴み有りものを混ぜる事でオリジナリティ•自己表現を追求している人たち、後者は新しいテクニック、技術的な部分に強い関心を持っている人たちだと僕は勝手に思っているんですがロバートグラスパーは僕の中では前者です。垣根の音楽の幅広さは窺い知れませんがとにかく色々なエッセンスが入っていてアレンジの秀逸さもさることながら僕が特に凄いと感じさせられたのが「コード進行」です。

ギターでコードとってみたんですがギターで作曲してこの発想が出る事はあり得ないなというコード進行でした。

難解で理解できないはずなのに聴くと気持ちが良くてずっと聴いてしまう。もう、、本当にセンスという言葉でくくってしまっていいのか分かりませんがセンスが良すぎるんです!!どれだけ沢山の音楽に触れているんでしょうね、、

B系のカッコしたおじさん達というのも好感持てますw

個人的に好きな楽曲は以下↓↓↓

Robert Glasper Experiment feat. Norah Jones – Let It Ride

打ち込みに聴こえる人力ドラムがカッコイイ!!
ちなみにコード進行を探ってみたら。。
Cm7→Am7→B♭7→Fm7→E♭m6→D/E♭m6→Fm7→G♭M7って感じでした。
なっなんじゃこのカッコいいコード進行は!!

Robert Glasper Experiment performing “Big Girl Body”

あ〜ヤバいなこの楽曲。。しばらくはロバートグラスパーさんのアレンジやコード進行のパクリをしまくる事になりそうです。

蘇るモチベーション

カッコいい楽曲が多すぎるんですが聴いた事の無い人は是非聴いてほしいです!これが現代のJAZZか。

この楽曲を理解するには根幹のJAZZを勉強しなければいけないんだなぁと改めて痛感させられました。

も今年ブルーノート公演も予定しているとの事で俄然見に行きたいです!!

久しぶりにモチベーションが戻ってきました!!

 

パラノア(paranoa)ミニアルバムTorologue(トロローグ)

Torologue

「Torologue(トロローグ)」とは、 自分の本当の気持ちや思いを吐き出す「吐露」と 俳優が1人でセリフを語る舞台技法「モノローグ」 を掛け合わせた造語です。 普段口に出しにくいことや、 きれいごとでは語りきれない大人の本音を 吐露して詰めこんだアルバムです。

収録曲
1.動けカラダ
2.ひとり時間
3.夜のち朝
4.知らない
5.電子レンジ
6.バナナジュース

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