ギタリストの八田太陽です!
今回は自身が現在進行形で勉強し実践しているギタースタイル「ワンマンリズムセクション」のギターアレンジについて解説します。
「ワンマンリズムセクション」というギタースタイルは「世の中にある全てのグルーブをギター一本で再現してしまおう」という概念のギタースタイルです。
もちろん、あくまで概念なので本当に再現するという事ではなく「その楽曲で感じるグルーブ」や「コードやリフ、ハーモニー」を織り交ぜ作り込むアレンジメントで、右手はピックを使って演奏するような単純な動きではなく、左手も「ベースライン→リズム→メロディ」を同時に演出するので普通のギターの演奏とはイメージが違うかもしれません。
僕もまだまだ勉強中の身ですが自分なりの解釈でワンマンリズムセクションを取り入れ作った楽曲を自身のユニット「paranoa」で披露しています。
その楽曲の中からparanoaの初期ナンバーである「グラデーション」のリフを元にワンマンリズムセクションの基礎を解説してみます。
paranoaの楽曲「グラデーション」
ファーストマキシシングルとして発売したparanoaの楽曲「グラデーション」ですが、当時勉強していた段階でのワンマンリズムセクションのアイデアを使いアレンジメントしている楽曲です。
こんな楽曲です。
当時の自分なりに色々盛り込んでいるんですがイントロが非常に分かりやすいワンマンリズムセクションのアレンジメントになっているので解説した動画を作りました。解説というか、、こんな考え方で作ってます程度のw
この動画では「ベースライン→パーカッション→ギターリフ」の順番に音を増やしていってグラデーションのギターリフが出来ているっという解説をしています。演奏見れば分かりやすいでしょ?
目標はギター一本で演奏しているのにバンドサウンドを聞いているのと変わらないぐらいグルーブを感じてもらえる演奏をする事なんですが、、まだまだですw
ギターソロなんかもベース、パーカッションを入れながらソロ弾いたりけっこう当時なりに練り込まれたギターアレンジになっています。良かったら試聴してみてください♪
ワンマンリズムセクションに求められるスキル
ギターテクニック全般、そして音楽理論はもちろんとして一番重要なのは「グルーブ」です。
ギタリストで居続けてしまうと手に入れる事が絶対にできない領域の「グルーブ」が必要になってきます。
ギター一本で再現するので当然ドラマーやベーシストがもつグルーブも再現しないとならない。
そして演奏面でもベースを演奏する際の基本の演奏法など必要になってきます。
幅広い知識とテクニックで表現されているスタイルなので正直果てがない奥深さです。
それといわゆる「ソロギター」とは違います。
ソロギターには「グルーブ」の概念がありませんから。
スーパーギターデュオAcousphere
「ワンマンリズムセクション」と言えば第一人者として僕の師匠であるスーパーギターデュオ「Acousphere」の音楽は是非聞いてほしいです!
凄まじいテクニックと神がかったギタートーン、実際の演奏を見たら間違いなく感動するし人間的にもすばらしいお二人です。
都内でギタースクールを開講しています。
Tuck&Pattiの神がかった音楽
そして世界で唯一無二の音楽を奏でるTuck&Pattiの音楽にも是非触れてほしいです!
僕はギタリストなのでTackAndressさんのギターに夢中になってしまいがちですがボーカルのPattiさんのグルーブ感はまず日本人では出せないでしょう。
そして神のギター
まとめ
僕がワンマンリズムセクションを学びに行く前は一介のセッションギタリストでした。
ギターを始めてからこのギタースタイルに出会うまで14〜5年間このスタイルを知らず、、知った時の衝撃たるや。。
こんな凄いギターがあるのか!しかも日本で学ぶ事が出来る!
あの時の感動とわくわく感は今でも忘れません。
僕が解説するのはおこがましいのでこの辺にしておきますが「ワンマンリズムセクション」という凄いギターアレンジがあるんだという事を知ってほしいので記事にしました!
今回は「ワンマンリズムセクション」についてでした!